バーガンディミストの空に憧れて

思考の整理と未来の自分への助言

自分の不安障害について。

ハルカトミユキが心地よい夜。

これから書くことはあくまで自分の症状に基づいた主観的なもので、

医学的なものはほとんど含まれていません。ご了承ください。

簡単に言えば。

「不安」というものはきっと誰しもが日常的に持っていて付き合っているものだし、その中身も様々であると思う。その「不安」が湧き起こるたび、人はそれに向き合い対処し、不安を小さくしたり解消していくものだと思う。

自分がここ数年悩まされている不安障害という症状は、ある種その「不安」に依存した状態とも言えると思う。一切「不安」の無い日常を欲するがゆえに制御できない不安にとらわれてしまっていると言えばいいのだろうか。

医学用語で言うと、多種様々な不安に対し日常生活に支障をきたし、例えば抑うつ状態になったり、本来やるべきことをできなくなる状態までになった状態を「全般性不安障害」と言うらしい。自分の症状を当てはめてみると恐らくこれに該当するんだろうな、という事はなんとなくわかる。

 

その中でも自分が特にとらわれている「不安」というのは「病気不安症」や「心気症」といった名前に分類されるもので、病気に対する強烈な不安を抱く状態である。

 

人間誰しも、病気に対する不安というのは持ち合わせていると思う。例えば体の調子が悪い、怪我をした、となったら早く治したいから病院に行く。ごく当たり前のことである。しかし、通常そういった不安が湧き起こる場合、体に明らかな不調や症状を持っている場合がほとんどだと思う。

しかし、自分の場合は体の本当に些細な変化 (例えばちょっと肩が痛いなとか)に対しても「なにか大きな病気じゃないか、病院に行かなくて大丈夫なのか」と不安を抱いてしまう。普通の人ならただの肩こりでしょ、筋肉痛でしょ、と思う事に対して過剰に反応し、居ても立ってもいられなくなる。これは明らかに「心配性」という状態からは逸脱した状態である。

自分の体の些細な変化に過剰に反応するという意味では、例えば過剰なダイエットや摂食障害に代表される身体表現性障害と同じ分類になるらしい。

 

つい最近の自分の行動。

それを毎日四六時中考えているわけではないし、全くそういう不安がない時期 (波のようなもの)があるのも事実であるが、今年3月からつい最近まで特にその状況がひどく、振り返ってみれば人から見れば呆れるような事ばかりである。

ここでは自分への振り返りも含めて3月〜今までのこの不安症に関わる行動について記しておく。

  • 胸のあたりがチクチク痛む。⇒もしかして心臓や肺の病気ではないか?と思い循環器科を受診。受診結果は異常がなく肩こりから来るものだった。
  • その肩こりが酷い日は脳の異常でしびれたりしてるのでは?と不安に駆られる。
  • 腰が痛くなる。⇒もしかして血管系の異常ではないか?と思いネットで色々調べて悶々とする。結局ただの腰痛で湿布ですぐ治る。
  • 喉の奥の違和感、鼻水が喉奥に流れる。⇒もしかして喉や鼻腔のがんなのでは?と思い耳鼻咽喉科を受診。ただの鼻風邪。
  • (ちょっと汚い話ですが) トイレでお尻を拭いたときにトイレットペーパーが真っ赤に。⇒大腸がんなのでは?と思い、内科を受診。軽い痔でした。
  • 胃がんや大腸がんは初期症状ほとんどないらしいと調べて不安になる。⇒来週再来週で胃カメラ内視鏡検査受診。実際受けるのも怖がって不安になっている。
  • 若い人の突然死の記事を読む。⇒自宅へAEDの導入を検討。

普通の人が見たら呆れる話である。でも当人は本気で考え込んでいるし、考えたくなくてもその思考が湧き上がってしまう。とても苦しいと思うことが何度もあった。

健康のためにはちょっとでも不安があれば病院に行けばいいのかもしれないが、こんな状態じゃいくらお金があっても足りない。

 

自分の症状を紐解く。

私がこうしてブログを書こうと思ったのは、今の自分の状態に対しそれをそのままにするのではなく、自己分析を通してその症状が出たときの思考の仕方、ある種の対処療法を身につけるためのものでもある。こんなものをこれから何十年も持ち続け悩まされていくのは正直ゴメンだから。

自分の症状を分析する上で、今思いつく限り考えてみたい内容を以下に挙げる。これらを一つ一つ紐解いて振り返ってみることで、自分が今の症状に悩まされている理由と、どうすれば軽くすることができるかのヒントがある気がしている。

 

・この症状に悩まされるようになった時期

子供の頃からこの症状に悩まされていたわけではない。確かに心配性ではあったが。歳を重ねると共にその症状が強くなってきたとすれば、なにかトリガーになった出来事があるのかもしれない。(結婚、祖父母との死別、親の高齢化など?)

・過去に患った疾患の影響

実は上司とのトラブルで4年前に抑うつ状態という診断で会社を半年休職したことがある。思い起こせばその時の上司とのやり取りでも「不安」が一つのキーワードだったように思う。それを振り返りきれずにここまで来てしまったことも一つの影響かもしれない。

・不安⇒身体症状のループを作っているもの

人はストレスを抱えると肩こりや頭痛を持ったりと、何かしら身体的な症状が出てくるものであるが、不安が身体症状を引き起こし、それでさらに不安になるという無限ループを繰り返しているのが自分の状態である。その中で自分は身体症状の事をネットで検索する癖があり、その情報に過剰な不安を覚えることが何度もあった。自分の行動パターンがこの症状を悪化させている可能性が高い。

・不安症=依存症?

依存症と言うと、煙草、酒、恋愛依存など、それなしでは生活できない状態になることを言うが、身体的に問題のない完璧な状態を求めるというその求める行為が依存そのものであり、それに付随して不安が湧き上がっている、という考え方もできる。

仮にそうだとすると非常に厄介なのが、依存しているものがモノや人ではなく、精神状態という部分である。この点を自分の中で上手く言葉にして噛み砕いていけたらなと思う。

 

思いつく限りこんな感じ。

書いてみようと思ったタイミングで、ひとつひとつ挙げて書いてみようと思う。

 

では。